美容整形口コミcafeはサロン・クリニックの体験口コミを集めた口コミランキングサイトです。

最新の口コミ情報 160

美容整形の歴史

古代インドの造鼻術

 
美容整形の起源を求めて文献にあたると、紀元前600年頃の古代インドまでさかのぼります。
当時、インドでは囚人への刑罰として鼻をそぎ落とす風習がありました。その囚人たちが罪を償って社会に復帰する時に、鼻を復元したのが美容整形のルーツといわれています。
その手法は、頬の表皮を弁状に切り出し、詰め物を包み、鼻の先端につけて縫合するというもので、インド式造鼻術と呼ばれました。

 

現代のわたしたちが考える意味での美容整形ではありませんが、肉体の外見を外科的処置によって矯正するという発想は、既にこの頃から実践に移されていたのです。

 
 

ギリシャ・ローマ時代を経て中世の停滞期へ

 
この古代インドにおける知識は、アレクサンダー大王の東征などの東西交流を経て、やがてギリシャ・ローマ文化圏にまで伝播しました。

ギリシャ・ローマ時代は医学を含めた様々な学問が発展し、またオリンピックなどの文化に象徴されるように、人間の健康と美に対する意識が著しく発達した時期でもあります。
 
そのような文化意識を受けて、手術は美容と健康を崇める当時の人々に、半ば芸術のようなものとして尊重されていました。
 
しかし、暗黒時代と呼ばれる中世に入ると、キリスト教の厳格な規律によって手術に類する行為は固く禁じられ、技術と思想の両面で停滞を余儀なくされることとなります。

 
 

ルネサンスと整形技術の復権

 
12世紀、ルネサンスの時代になると、中世の社会で抑圧されていた人々の「美」に対する願望が堰を切ったかのようにあふれ出し、整形の技術は再び医学としての独立を回復します。
 
イタリアのタリアコッツィにより形成外科の最初の教科書が執筆され、その中で多数の手術法が発表されました。イタリア法と呼ばれる、鼻の形成のために腕から皮膚を移植する手術法などは、今日の手術の中にもその発想と技術が受け継がれています。

 
 

二度の大戦がもたらした技術の発展

 
美容整形が医学として発展するのは、1800年以降のこと。

1845年にはドイツで近代的整鼻術の始まりとされる手術が行われました。その後、美容整形はヨーロッパからアメリカに広まり、1900年代以降、鼻の形を変える、目を大きくする、胸を大きくするなど、手術の種類が増えていきました。
 
そして20世紀に入ると、二度の世界大戦を経て、整形の技術は飛躍的な発展を遂げていきます。戦争で負傷した兵士の治療にあたり、彼らが社会復帰するためにその身体を修復する技術が求められたからです。戦争の惨禍が産み落とした技術ではありましたが、それらはやがて平和な時代が訪れたとき、美容整形のノウハウへと転用されていくことになります。
 
その後、欧米など先進諸国を中心にその技術が民間の医療機関へも広がっていき、またそれに呼応するように美容整形の需要は一気に拡大します。

 
 

日本における美容整形の発展

 
日本では、1875年にヨーロッパから美容整形の技術が伝わり、形成術と呼ばれるようになったのが美容整形の始まりと言われています。1920年頃には、一重まぶたを二重にする重瞼術や鼻を高くする隆鼻術が行われるようになりました。
 
第二次大戦後、欧米人のような顔立ちに憧れる女性が増え、重瞼術や隆鼻術の需要はどんどん高まっていきました。豊胸手術においても日本は先進国となり、アメリカでポリウレタン素材などのスポンジを胸に詰めていた時代に、日本の医師が先駆けてシリコン注射での豊胸を手がけたという話もあります。
 
1960年代初めには、東京で美容整形を行う病院は既に100軒を超えていたそうです。そして1966年には、日本美容整形学会(現・日本美容外科学会)が設立されました。
 
美容整形が一般に浸透したのは、1970年代末。女性が経済力を身につけ、化粧品を買うような感覚で「美」や「若さ」も購入の対象となっていきました。

1988年には、アメリカの人気歌手マイケル・ジャクソンが自伝『ムーンウォーク』で整形手術を受けたことを認め、大ニュースに。その後、美容整形の技術や医療機器の発達により、ダウンタイム(手術から回復するまでの時間)が大幅に減り、徐々に多くの女性に受け入れられるようになっていきました。
 
その後も技術は絶え間なく進歩し続け、さらに昔と比べて安価に手術を受けられるようになってきていることから、現代においては美容整形はますます身近なものになってきています。